ハイエナ

2001年6月11日
NHKの自然ドキュメントで、ハイエナの特集をやっていた。
そういう野生の動物モノだとだいたいいつも、ライオンやトラやチーターなんかが主役で、ハイエナは主役達の餌を横取りする悪者としてしか写らない事が多い。
確かに見た目もチーターのようにスマートではないし、ライオンやトラのごとき王者の風格もない。
血の匂いにどこからともなくいっぱい集まってきていやらしくおこぼれに預かる動物のイメージが強かった。
しかし、おもしろいもので一旦ハイエナ側の目で作った映像を見てみると、ライオンの餌を掠め取ったりする時に「よくやった」とか、血まみれで餌をむさぼる姿を見て「よかったな」などと思ってしまう。
ハイエナはハイエナなりに一生懸命生きていて、とても仲間を大切にしているようだ。
ライオンなどはわが子でも、傷ついてしまったら足手まといになるからスパッと捨ててしまう。
しかしハイエナの群れには怪我をしても仲間と認めて餌を分け与える優しさがあるそうだ。
傷つきながら子供に乳を飲ませている母ハイエナの映像など、美しいとさえ思ってしまった。
そう思えば、俺なんかもライオンやトラというよりもハイエナのほうが自分に近いような気がして、ハイエナに変な仲間意識を感じてしまう。


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