アンビリーバボー見逃した。
2001年6月28日楽しみにしていた、アンビリーバボーの心霊写真特集を見逃しちまったから、世にも恐ろしいおいらの体験談でも・・・
あれはちょうど1年程前のやはりメチャメチャ暑い日だった。
家の近くの某ラブホテルの新築現場に入っていた俺は、ライヴのスケジュールもきつく、現場の工期もかなり遅れていて、夜中の12時1時まで仕事していたので非常に疲れていた。
そのホテルは、とある大きな娯楽施設と平行して作っていたため、その施設のオープンにはなんとしてでも完了しないと、莫大な罰則金を支払わねばならないというので、突貫工事でどの業者も夜中まで作業していた。
特に塗装の工事は、業者が1つケツを割ってそのあと
に俺達の会社が入ったのでかなり遅れていて、しかも俺が塗装業者全部の職長になっていたので、監督には怒られ、元請けには叩かれライヴで遅くなった次の日などホントに夜中3時過ぎまで仕事して、身も心も疲労困憊していた。
そんな工事も完了間近のある日やはり真夜中の3時頃
だったろうか、業務用の裏階段にある、パイプスペース(踊り場なんかにあるパイプがいっぱい入っている鉄のドア)を塗っていたのだが、その日はたまたま他の業者ももう帰って現場には俺と監督だけが残っていた。
監督は仮眠を取るため現場事務所へ、薄い投光器の光の中ひとりで鉄のドアを塗っていた。疲れてヘロヘロになっていたおれが、2階の踊り場に来た時だ。
パイプスペースのドアの裏側を塗ろうとドアを開けると、中の狭い隙間に80歳くらいのおばあさんが座っているではないか。普通だったら{ギャー!!}といって逃げ出しそうなものだがなぜか恐さは感じず、「すんません」と言ってドアを閉め、下に降りていって監督を起こして、「ドアの中に人が座ってるので塗れません」と言った時にはじめて、背筋が凍った。
「き、君もみたのか?」
「電気屋さんも、クロス屋さんも見てるんだよ」
ばあさんが屋上から飛び降りるのを見た人もいるらしい。
塗装の職人が、1人は足場から転落して入院。1人は一酸化炭素中毒で泡吹いて救急車に運ばれた。
老人が持っていた土地を、息子の借金のカタにとられて、すみかを失ったふたりは木に縄をかけ自殺したらしい。おーこわ・・・・
あれから1年。今もそのホテルはお洒落なブティックホテルとして、繁盛しているらしい。
あの後お祓いした様子もないし、あのおばあさんは
まだあそこに座っているのかもしれない。
少しは涼しくなった?
あれはちょうど1年程前のやはりメチャメチャ暑い日だった。
家の近くの某ラブホテルの新築現場に入っていた俺は、ライヴのスケジュールもきつく、現場の工期もかなり遅れていて、夜中の12時1時まで仕事していたので非常に疲れていた。
そのホテルは、とある大きな娯楽施設と平行して作っていたため、その施設のオープンにはなんとしてでも完了しないと、莫大な罰則金を支払わねばならないというので、突貫工事でどの業者も夜中まで作業していた。
特に塗装の工事は、業者が1つケツを割ってそのあと
に俺達の会社が入ったのでかなり遅れていて、しかも俺が塗装業者全部の職長になっていたので、監督には怒られ、元請けには叩かれライヴで遅くなった次の日などホントに夜中3時過ぎまで仕事して、身も心も疲労困憊していた。
そんな工事も完了間近のある日やはり真夜中の3時頃
だったろうか、業務用の裏階段にある、パイプスペース(踊り場なんかにあるパイプがいっぱい入っている鉄のドア)を塗っていたのだが、その日はたまたま他の業者ももう帰って現場には俺と監督だけが残っていた。
監督は仮眠を取るため現場事務所へ、薄い投光器の光の中ひとりで鉄のドアを塗っていた。疲れてヘロヘロになっていたおれが、2階の踊り場に来た時だ。
パイプスペースのドアの裏側を塗ろうとドアを開けると、中の狭い隙間に80歳くらいのおばあさんが座っているではないか。普通だったら{ギャー!!}といって逃げ出しそうなものだがなぜか恐さは感じず、「すんません」と言ってドアを閉め、下に降りていって監督を起こして、「ドアの中に人が座ってるので塗れません」と言った時にはじめて、背筋が凍った。
「き、君もみたのか?」
「電気屋さんも、クロス屋さんも見てるんだよ」
ばあさんが屋上から飛び降りるのを見た人もいるらしい。
塗装の職人が、1人は足場から転落して入院。1人は一酸化炭素中毒で泡吹いて救急車に運ばれた。
老人が持っていた土地を、息子の借金のカタにとられて、すみかを失ったふたりは木に縄をかけ自殺したらしい。おーこわ・・・・
あれから1年。今もそのホテルはお洒落なブティックホテルとして、繁盛しているらしい。
あの後お祓いした様子もないし、あのおばあさんは
まだあそこに座っているのかもしれない。
少しは涼しくなった?
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