駄菓子屋に関する一考察
2001年11月25日東京に出るまで駄菓子屋におでんが置いてあるのは普通だと思っていた。
静岡市近辺で育った者にとってはそれはあたりまえのことで、だいたいそういう駄菓子屋には10円でできるゲーム機がおいてあり、年取ったおばあちゃんあたりが店番をしていて、悪がき共は二つに割れるサイダーのアイスキャンデーや桜餅と言われる1センチ角のゼリーなんかを食い終わると1本15円〜30円のおでんを食いはじめ、おばあちゃんが後ろを向いている間に食ったおでんの串を隠して数をごまかすのだ。
おでんには必ず”おでんの粉”と呼ばれるカツオの乾燥粉末と青海苔をふりかける。
一番人気は肉串。次いで玉子、ジャガイモ、そして黒はんぺん。
はんぺんというと、ぶよぶよした白い三角形のマシュマロみたいなのを思い浮かべる人が多いだろうが、静岡人は、はんぺんと言ったら黒はんぺんを思い出すだろう。
鰯や鱈などのすり身をD型に伸ばしたつくねみたいな物で、火であぶって生姜醤油で食ってもうまい。
東京では売っていないようだが、売ったら酒飲みに売れそうな気がする。
そんな代物を幼少の時分から喰ってるのだから酒飲みにもならーな。
なにしろあの頃、駄菓子屋は放課後のステータス・シンボルとして子供達から絶大なる人気を誇っていた。
こづかいが無くてもそこに行けば誰かがいて、おこぼれを貰いながらでも毎日通った。なにしろ確かに子供なりの社会がそこにはあったのだ。
しかし最近の子供等は、学校が終わると走って駄菓子屋へというスタイルをもう知らないようだ。
家にこもってゲームばかりしている。
100円持ってコンビニに行ってもジュースも買えない時代。
確かにあのころの駄菓子屋は不衛生だったかもしれないし大人の目の届かないところでガキ共がなにするかワカッタもんじゃなかった。
しかし、子供ながらの付き合いだとか人間関係だとかを、おでんの串ごまかしたのを見つかって大人にひっぱたかれたりしながら覚えたような気がする。
今の子供達にあの独特な子供の世界を味わってもらえたら、ゲームばかりでなく逞しくはつらつとした子供が育つような気がする。
静岡市近辺で育った者にとってはそれはあたりまえのことで、だいたいそういう駄菓子屋には10円でできるゲーム機がおいてあり、年取ったおばあちゃんあたりが店番をしていて、悪がき共は二つに割れるサイダーのアイスキャンデーや桜餅と言われる1センチ角のゼリーなんかを食い終わると1本15円〜30円のおでんを食いはじめ、おばあちゃんが後ろを向いている間に食ったおでんの串を隠して数をごまかすのだ。
おでんには必ず”おでんの粉”と呼ばれるカツオの乾燥粉末と青海苔をふりかける。
一番人気は肉串。次いで玉子、ジャガイモ、そして黒はんぺん。
はんぺんというと、ぶよぶよした白い三角形のマシュマロみたいなのを思い浮かべる人が多いだろうが、静岡人は、はんぺんと言ったら黒はんぺんを思い出すだろう。
鰯や鱈などのすり身をD型に伸ばしたつくねみたいな物で、火であぶって生姜醤油で食ってもうまい。
東京では売っていないようだが、売ったら酒飲みに売れそうな気がする。
そんな代物を幼少の時分から喰ってるのだから酒飲みにもならーな。
なにしろあの頃、駄菓子屋は放課後のステータス・シンボルとして子供達から絶大なる人気を誇っていた。
こづかいが無くてもそこに行けば誰かがいて、おこぼれを貰いながらでも毎日通った。なにしろ確かに子供なりの社会がそこにはあったのだ。
しかし最近の子供等は、学校が終わると走って駄菓子屋へというスタイルをもう知らないようだ。
家にこもってゲームばかりしている。
100円持ってコンビニに行ってもジュースも買えない時代。
確かにあのころの駄菓子屋は不衛生だったかもしれないし大人の目の届かないところでガキ共がなにするかワカッタもんじゃなかった。
しかし、子供ながらの付き合いだとか人間関係だとかを、おでんの串ごまかしたのを見つかって大人にひっぱたかれたりしながら覚えたような気がする。
今の子供達にあの独特な子供の世界を味わってもらえたら、ゲームばかりでなく逞しくはつらつとした子供が育つような気がする。
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