2003年7月16日
お盆という事もあって静岡の実家にちょっと帰ってきた。
考えてみればこの何年か静岡に立ち寄るのは決まって浜松のライヴの帰りばかりで、純粋に静岡行きが目的で帰ったのは親父の家を塗り替えしたときくらいだった。
中学校の時の同級生が子供と一緒に遊びに来たが、当時は「不良少女と呼ばれて」のような超ロングスカートに茶髪でブイブイいわせていたいわゆるスケバン的な彼女も、今では立派な2人の子持ちのお母さんに変身していた。
チョット前までは近くの公園あたりでたむろしている子連れの奥さん連中を見ては、「あたしはあんな風にはぜってーにならねー!!」と息巻いていたそうだが、今となってみればしっかりそういうコミュニティーの中心人物になっているようで、「端から見てるとうざったいけど中に入っちゃえば結構楽しいものよ」なんて言っているのを聞くと、ああ時代は流れているんだなーなどと、まるで縁側でお茶を飲むじいさまのようにしみじみと感傷に浸ってしまうもんである。
きっと昔一緒に悪さした他の同級生たちも同じようにそれぞれにだんだんおっさんおばさんになって、今頃は自分の仕事場やら家庭やらにしっかり落着いているのだろう。
なんだか俺だけが流れにとり残されて子供のまんま大きくなっちまったような気がしてちょっと淋しい気もするが、ある意味俺みたいな生き方をしているヤツも稀なので、もう開き直ってとことん波乱万丈に生きてやろうと思った次第である。
玄関の前でお盆の迎え火を焚いていると、近所の小学3年のガキんちょ達が物珍しげに近づいてきてキャッキャ言ってはしゃいでいた。
こいつらもいつか大人になってこの田舎の小さな町を背負っていくのであろう。
俺にはきっとやつらの手本になるようなカッコイイことは出来ないだろうけど、この閉ざされた空間に少しだけでも違う空気を入れてやることができたらいいなと思った。

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