浜松、東京2days

2003年11月3日
久々の浜松は弾き語りで、しかもよーく考えてみたら勇吾と2人で浜松でやるのは初めてであった。
奴との弾き語りデュオも関東ではもうかなりやってきていたので、てっきりもう何度か浜松でもやっていた気になっていたのだが、なんだか勇吾がやけに緊張していたのはそういうことであったのだ。
路上生活Vo11は主催者やまたつの誕生記念ということで、会場はいやがうえにも若い熱気であふれていた。みんなほんとにカッコ良くなって来てるな。
まあ今回もどう考えても俺達が最年長であるからして、まだまだ若いやつらには負けちゃいられねーっつー感じで新曲まで披露し、最後の赤帽では弦が切れた勇吾に無理やりギターソロを強要したりしながらも、まあいい感じで気合の乗ったステージになったんではなかろうか。
しかし、いつもながら浜松勢の温かさの中に包まれて、明日が東京でライヴだとはいえ打ち上げに参加できないっていうのはツライぜ。次の日の喉を考えてほとんどノンアルコールでいた俺のプロ意識をだれか誉めてくれと言わずにはいられないのである。
ちきしょー!!次行った時は浴びるほど呑んでやるっ!覚悟しとけよ!!
俺達がドラム缶の舟でオール下道帰宅を果たしたのは夜も明けそうな午前4時過ぎであった。

さて、東京は平井のあるとべんり1周年記念ライヴはウチの噂の新星、18歳の”テル”のデヴューライヴでもある。昼過ぎまで泥のように眠りこけ、吉野家の牛丼かっこんで東京に向った。
この前のライヴでエフェクターがぶっ壊れたため途中御茶ノ水の楽器街で新しいブルースドライバーを買い、待ち合わせの4:30より30分程遅れて到着。電車で先に来ていたテルはすでにかなり緊張している。まあ1発目だし無理はない。しかも時間の都合上リハーサルなしのぶっつけ本番であるからして軽い練習すらできないんだからな。
しかし、本番が始まると奴はなかなか堂に入った演奏で1発目とは思えないほど気合の入ったステージになった。
浜松からわざわざ来てくれたお客さんもいたし、テルの友達や高校時代のガッコの先生まで観に来てくれていたのでイイとこ見せようと必死だったに違いない。
新曲もいい感じにこなし、やはり最後の赤帽ドライブで初のメンバー紹介。「テル、カモ〜ン!」の声に炸裂した入念(?)に作られた音はずしまくりのベースソロはもう大爆笑の渦であった。よしよし。
そうだ。俺達は決してうまいミュージシャンなんかじゃない。こうやってお客との絆を音で埋めていくステージマンなんだぜ。見たかあのお客の笑顔を。
ステージが終わってヤツを見ると体が緊張でぶるぶる震えていた。
きっとテルはこれを機会にもっともっといいベーシストになっていくだろうと確信したぜ。
先生!テルは俺達といたら偉い大人には絶対なれんだろうけど、いつかきっとみんなから「スゲーッ」って言われる男になるはずです。温かく見守ってやって下さい。
テルが先に帰って最後のバンドの最後の曲。
えらくかっこいいサックスマンが「みんなでスタンド・バイ・ミーを大合唱しようぜ!!」「誰かステージに上がって唄ってくれよ!」
マスター氏「がきおやじ歌ってよ」
最後の最後に俺と勇吾はまたステージにあがり枯れた声ふりしぼって大熱唱でライヴの幕は下りた。




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