霊(たま)

2004年3月13日 音楽
中国の女子十二楽坊がはやりだしたと思ったら、最近日本のアーティストの出す新曲の前奏や間奏にやたらとエセ中国音楽風のアレンジが目立つようになった。
俺はこういうのが大嫌いだ。
女子十二楽坊自体は素晴らしい音楽家たちだと思うし、エンターテイメントとしても非常にすぐれていると思うが、二番煎じにあやかろうとする日本のアホ作曲家やくそアレンジャー共の芸のなさにはホントに吐き気がするぜ。
おい!てめーらには自分のスタイルで新しいムーブメントを作り出そうという気概はないのか!
そしてそういう曲が実際売れてしまう現実ってやつにもため息が出る。本物のアーティストたちが馬鹿にされているような気がしてしまうのだ。
思えばコムロの時もツンクの時もそういう輩が出ては消えていったが、まったく情けないぜ。
そんな作曲家から唄をもらったアーティストも可哀相なもんだ。
二番三番煎じに名曲なんてありえないからな。
たとえその場は売れたとしても、きっとすぐ飽きて捨てられるはずだ。そうでなけりゃ本物のアーティストたちが報われないぜ。
俺は言葉に言霊があると言われているように、音楽にも音霊というべきものが絶対にあるはずだと固く信じている。
詩にはやはり詩霊があるし絵には絵霊があるはずだ。
その霊(たま)が腐っているものは絶対に本物には勝てないと思う。
芸術の世界では二番煎じなんて腐った霊を創ることでしかないと思う。
いい作品のおいしいとこをパクるのはもちろん全然ありだと思うが、やつらのスタンスはそういうのとは似て非なるものであり、芸術を志す者としては一刻も早くやつらをギャフンと言わせるような本物の霊を創るしかない。
俺もやったるど!

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